行政法

2013年12月15日 (日)

今月のポチッと.

書店で立ち読みして、

帰宅してからポチッとしたもの.

内田民法のような教科書という印象です.

冒頭に簡易化されたケースがあり、その後に基礎知識を説明するという最近の教科書の流れに乗った本です.

行政法は最近、良書が続々ですネ.

サクハシ行政法の著者、橋本博之先生による、演習書.

題材に新司法試験の問題も扱っており、また事例研究行政法の問題も扱っている(すべてではないけれど).サクハシ3部作とでも評すべき教育書でしょう.

あとは、憲法から.
百選Ⅱと、憲法論点教室.ちょっと出版されてから遅いのですが、ポチッと.

百選はやはり入手しておかないと.

憲法論点教室は、客観的な憲法の議論の状況を知る材料の一つとして.



2013年11月16日 (土)

原田大樹「例解行政法」東京大学出版会

第1部の行政法総論の概要を読み終えました。

感想は、松坂・民法提要の行政法版か!というぐらい、改行が少ない。150頁ちょっとで行政法総論をまとめているからなんでしょうが、改行もせずに話が変わっていくことがあるので、初学者にはつらいようにも感じます。また、例えば57頁以下の「手続的な効力として次の3つがある。・・・・」というところ、初学者は3つを探し出せないのではないかと思います。手続的な効力を2つを挙げた後、3つ目の効力の説明に入る前に、手続的な効力の前に説明した実体的効力2つとあわせて4つの効力についての説明が始まるし・・・。

そのほかにも修飾する文章と、修飾される文章とが離れていて、「えっ???」って思ってしまう箇所もありました。

誤植とかは見つからなかったものの、文章がそんなに巧い方ではないのかな・・・。

でも、まとめとしては、最新の学説のエッセンスが入っていたり、判例分析のツール(小早川説など)もあったりして、憲法でいう読本的な位置づけを与えることもでき、2冊目としてオススメな本です。

第1部までの個人的な感想でした。

2013年10月12日 (土)

櫻井敬子・橋本博之「行政法(第4版)弘文堂を読了。

読了。

誤植。
57頁12行目
  誤 第18章第4節5

  正 第18章第4節6

71頁16行目
 誤 第22章第1節4 
 正 第22章第1節5

普段はこんな誤植には気づかないのですが、
ちょっと読み込んでやろうと思ってちゃんと指示通りに飛んだら、
???
・・・。


救済法の前までは、本当によくまとまっていると思います。
ただ、初学者への配慮が少ないかなーというのと(公法私法二分論の理由づけとか、ほかの法律を勉強してから行政法を勉強するのでしょ、という前提があるのかなーというところがチラホラ。
あと、宇賀先生には記述があるけれど、サクハシにはないものもあり。そこは微に入らないということなのかもしれませんが、基本書であれば書いておいた方が良いのかなーと個人的には思います。

救済法の記述については、
自説を論ぜず、「・・・解釈論上の争いがある」で記述が終わったりするなど、そのことについて著者がどう考えるのかを書かないところが多く感じます。311頁、313頁、322頁、324頁、365頁、408頁など。なんか、最近の前田刑法に通じるものを感じます。個人的には、そのような記述はつまらないと感じてしまうんです。法解釈論ってもっと面白いものだと思うのですが、それが感じられない。

でも、判例中心の行政法のいまを知ることができる(最新判例も載っていますしネ)、という点では重宝されるべき基本書でしょう・・・。

2013年9月23日 (月)

原田大樹「例解行政法」東京大学出版会





http://www.utp.or.jp/bd/978-4-13-032383-3.html

行政法の習得に不可欠な,総論(行政過程論・行政救済論)と各論(主要個別法―租税法・社会保障法・環境法・都市法)を有機的に結合した新型テキスト.複雑な行政法の構造を一冊で分かりやすく解き明かした待望の新型テキスト.図版多数,2色刷.

以上、東京大学出版会のサイトより。
法学教室9月号にも出ていましたネ。

東京大学出版会から、憲法や会社法よりさきに行政法が出るとは・・・。

憲法や会社法は書く人が決まっているのか???

宇賀先生やサクハシの牙城を切り崩せるのか???

宇賀先生を今回パスして、買ってみようと思います。

544頁で、10月下旬発売予定、3780円。

2013年9月 3日 (火)

櫻井敬子・橋本博之「行政法(第4版)弘文堂

買っちゃいました。
第3版も持っているんですが・・・2年経って改訂というのは本当に早いペースですネ。

忙しい日々を送っているのですが、ちょっと集中して読みたいと思っています。

2013年7月14日 (日)

サクハシ行政法 第4版

弘文堂のHPに出ていますネ。

8月下旬発売予定で、
同時期に発売予定の「橋本・行政判例ノート(第3版)」とのリンクをそろえるようですネ。

2012年5月26日 (土)

大橋洋一「行政法2 現代行政救済論」有斐閣

TSUTAYA ON LINEで偶然、購入。

「偶然、購入」というのは、

行政法関連で興味のあった本が2冊あり、

悩んだ挙句、

まずは、神橋一彦先生の「行政救済法(信山社)を

ポチっとしたのですが、

わたくしよりも先に誰かが購入したらしく、

「お届け 1~3日」が

「お届け 3~14日」と注文画面で変わってしまったために

キャンセルしたのでした。

ならば、大橋先生のを買おうと。

この経緯が、「偶然、購入」。



大橋先生の①も偶然購入した経緯が。

初版発売後、

1,2週間後ぐらいに、池袋の古本屋で偶然見つけ、購入したことがありました。


で、感想。

めちゃくちゃ分かりやすいですネ。

初学者、行政法が苦手な方には超オススメ。


はしがきにあるとおり、

「法を使う」という視点から、

「行政救済制度を実際に利用する」ことができるように、

さまざまな工夫が施されています。


学部の講義でも事例の解題を通じて制度理解を深める形式をとっているそうなのですが、

その成果も入っているのでしょう、

基本判例を題材にした基本事例と個別の設問(Q)を組み合わせた叙述、

豊富な図表、

宇賀先生のテキストのような各部・各章の冒頭にある「ねらい」と

冒頭の全体像の解説(鳥瞰)、

COLUMNや発展問題で実力UPをはかれるようになっていること、

「行政法判例集Ⅱ救済法」(近刊だそう)や百選とのリンクなど、

行政救済法の教科書として素晴らしいものだと思います。

超オススメ。


書店で30ページぐらいまで立ち読みしてから

購入を決めても良いと思いますが、

2012年5月14日 (月)

宇賀克也「行政法」有斐閣

買いました。

衝動買い。

「ダットサン」というイメージです、

読んでみると。

それが感想。

悪く言うと、

「概説」の文章を

切り取って

切り取って

短くしました~

という印象も。

最低限の記述がありますし、

より詳しいことを調べれば概説を見ればいいわけですし。

面白いかどうかというと・・・。

でも、まとめるとこういう文章になるのだろうな~と。

形式面からすると、本文の太字は見にくいな~。

サクハシの青字と同じコンセプトなんだろうけれど、

見にくい。目立っていないナ~、もったいない。

判例の引用のところは

見やすくて分かりやすいんですけれどネ~。

行政法は読本などのまとめ本もたくさん出ていますからネ。

2012年2月 2日 (木)

原田尚彦「行政法要論(全訂第7版補訂第2版)」学陽書房3月上旬発売。

http://www.honyaclub.com/shop/info/kinkan4_book_14socialscience.aspx

「原田行政法」の最新版。

全体を見直し東日本大震災以後の災害に対する取り組みや賠償に対する考え方

及び研究課題などを補足。

最新の動向や判例などを追加した補訂第2版。

以上、オンライン書店Honya Club.comの説明より。


ちょうど1年前に補訂版が出されました。

原田先生も精力的ですネ。


わたくしが行政法の本で最初に読んだ本だけに、思い入れは深いです。

文章もうまいから読みやすいし。

通説と異なる立場の見解も多いのですが、

説得的だから、原田ワールドに引き込まれます。

設問を飛ばせば、すぐに読めますし、

設問に取り組めば行政法の実力はUPしていきます。

基礎固めにはもってこいの本。



いま流行りのサクハシよりも、

行政法要論の方が良いと思うんだけれどナ~。

2011年8月 9日 (火)

最近買った本

COMPLEXばっかりの記事が続いていますので、

たまには本の話を少々。

最近、購入した本。

1.サクハシ行政法(第3版)

行政法〈第3版〉

コンパクトに行政法の核となる部分を、分かりやすく書いた本だと思います。


2.金井高志「民法でみる法律学習法~知識を整理するためのロジカルシンキング」日本評論社

民法でみる法律学習法: 知識を整理するためのロジカルシンキング

衝動買いです。

読むと、初学者対象の本でしょうかネ。

ビジネス本でたくさんロジカルシンキングの本が出ています。

そこで説かれていることのまとめが最初にあり、それを法律学の理解のためにどのように使いこなせばよいのかを説明した本です。

あらためていうと、ロジカルシンキングで使用されている言葉の通りになるのでしょうが、基本書や論文を読み進めていく中で身に着くものだと思います。試行錯誤しながら、法律的なものの見方を身につけていくのがいままでのスタイルだったと思いますが、いまは手とり足とり丁寧に教えているんですネ。大学1年生が読むべき本だな~。

途中までの感想でした。


3.長谷部恭男「法とは何か~法思想史入門」河出ブックス

法とは何か---法思想史入門 (河出ブックス)

安かったし、法思想史の本は、最近まったく読んでいないということに気づき、ネットで購入。

でも、はしがきを読んだら、読む気が半減。

はしがき4頁のところの括弧書きの部分が、なんか嫌だ。ひねくれ者~と感じてしまった。括弧書きが続いたのも(そんなことは、内容には関係ないのですが)。