刑事訴訟法

2009年10月27日 (火)

注目の新刊

名著「捜査法」の平良木登規男先生の「刑事訴訟法Ⅰ」が成文堂のHPによると発売中とのこと。いや~、全然知らなかったです。でも、書店ではまだ見かけませんし、アマゾンにはないし。セブンアンドワイと紀伊国屋は在庫なしで注文に時間がかかるとのこと。捜査法を上回る書物になっていると良いのですが。

2つめ。和田吉弘先生の「民事訴訟法から考える要件事実」(商事法務)。今日発売とのことで、これもうかつでした。知りませんでした。手に入れたいですネ。和田先生の本は定評がありますからネ。

民法改正研究会(加藤雅信先生代表)の「民法改正 国民・法曹・学会有志案 仮案の提示」(日本評論社)も楽しみです。

あと、前田庸先生の会社法も第12版が出るとのうわさもあるそうで。本当だとしたら、買いです。

2009年7月20日 (月)

爆笑問題のニッポンの教養「刑事訴訟法 後藤昭」

遅ればせながら、本日、観ました。

後藤先生といえば・・・

刑事訴訟法 (有斐閣Sシリーズ) 刑事法演習 第2版

上記の本などが有名なのですが、わたくしは・・・

 捜査法の論理

論文集なのですが、分かりやすいと思います。

後藤先生は、裁判員制度を肯定的に評価しているんですネ。裁判員制度は、刑事裁判関係者の慣れを無くし、素人が入ることにより判断を慎重にさせる作用がある、そこに一番の意義があるというお話でした。

また、法律は自分たちのルールであるという意識が希薄なのが問題で、その意識を変える契機になるのでは、ともおっしゃっていました。

2009年4月20日 (月)

三井誠「刑事手続法(1)」有斐閣をうっかり。

先日、本の整理をしていたときに、間違えて捨ててしまいました。やってしまった・・・。

三井誠先生の「刑事手続法(1)」は、法学教室の連載の「捜査」の部分ををまとめたもの。アマゾンで出ている中古の出品では、10634円・・・。

普通に捨ててしまいました・・・。古紙として再利用されることに・・・。あぁ・・・。

昨夜、本棚の刑事訴訟法のところを整理していた時に、ハタと気づき・・・。

かなり細かい論述で、調べ物をするときに、必ず参照しなければいけない書籍です。あぁ・・・グスン・・・。

早く、刑事手続法(2)、(3)と同じ形態で、改訂を入れつつ早く(1)を出してくれればなー。(4)を出してから(1)の改訂にとりかかると、(3)のはしがきにたしか書いていたような・・・。

刑事手続法全4巻(?)の完結を願うばかりです。

刑事手続法〈2〉 (法学教室Library) 刑事手続法〈3〉 (法学教室Library)

2009年1月 9日 (金)

ジュリスト1370号

ジュリスト1370号(2009年1月1日・15日合併号)は刑事訴訟法60年・裁判員法元年特集です。購入する気はあまりなかったのですが、「刑事訴訟法60年の歩み」という、松尾浩也・小田中聰樹・鈴木茂嗣・三井誠という大物の先生方の座談会があり、また「総括と展望」という座談会では、井上正仁・酒巻匡・大沢裕・池田修・三浦守・岩村智文という、いまをトキメク(?)先生方によるものであり、これは読まなきゃ!ということで購入。

刑事訴訟法制定過程の話(団藤先生の話は団藤先生の書物で同じ話を読んだ記憶があります)や、第1条に「真相の解明」という字句が入った経緯、末広厳太郎(民法学者)先生の留置場の問題を取り上げた論文の話(「これでも差支えないのでせうか?」)、緊急逮捕の話などの話は、興味深かったです。さらに、学説史(平野刑事訴訟法、モデル論、松尾・鈴木論争「訴因・公訴事実論」、荒れる法廷、白鳥決定、松尾・小田中論争「精密司法論」、捜査手続きや取調べの可視化(三井説)、通信傍受法制定過程批判(小田中先生)など)も、学説の背景を知る上で、勉強になりました。

2008年12月 6日 (土)

酒巻匡編「ジュリストブックス Q&A平成19年犯罪被害者のための刑事手続き関連法改正」有斐閣

 Q&A平成19年犯罪被害者のための刑事手続関連法改正

平成20年12月1日から、「犯罪被害者等の権利利益の保護を図るための刑事訴訟法等の一部を改正する法律」(平成19年法律第95号)が施行されました。

内容は、

①犯罪被害者等が刑事裁判に参加する制度の創設
②刑事手続きにおいて犯罪被害者等の氏名等の情報を保護するための制度の創設
③民事訴訟におけるビデオリンク等の措置の導入
④損害賠償請求に関し刑事手続の成果を利用する制度の創設
⑤公判記録の閲覧および謄写の範囲の拡大

についての規定等が整備されました。

この刑事手続関連法の改正について、理論的検討、改正経緯、Q&Aによる解説が載っています。

犯罪被害者を「事件の当事者」として、個人の尊厳にふさわしい処遇を保障される権利が認められています。

改正の経緯もコンパクトにまとめられていて、Q&A102問で、内容も分かりやすく把握できると思います。

本当は、購入は控えようと思っていたのですが・・・池田・前田「刑事訴訟法講義(第2版)」(東京大学出版会)の補充にはちょうど良いかと思い、購入。でも第3版がもうすぐでるらしいんですよネ~・・・。本当は、田宮先生の刑事訴訟法への思い入れが強いのですが、いかんせん、ちょっと古くなったかな~。

刑事訴訟法講義第2版

刑事訴訟法

2008年11月15日 (土)

松尾浩也「来し方の記」有斐閣

来し方の記―刑事訴訟法との五〇年

購入すべきか否か迷っていましたが、書店で衝動買いしちゃいました。

刑訴法の大家の歴史ですからネ。刑訴法改正の背景などもわかったりしますし、法学者の伝記ものは、読みなさいというのが、成田先生の「民法学習の基礎」(有斐閣)にも出ていますので、購入。

藤木・田中英・芦部・竹内・平野先生などを偲ぶところも(第Ⅱ部)、いろんなエピソードなどが分かって、それら諸先生方の本を読む際の参考(感動)になりますからネ。

法学教室の連載は読んでいましたので、第Ⅱ部中心にざーっと読みました。弘文堂の刑訴法の改訂は努力されると、仰っていますので(223頁)、中山先生もブログでがんばっていらっしゃいますので、期待して待ちたいと思います。

松尾先生の「夜を徹してスイスの冬の思い出を友と語る」が、三省堂の「現代の国語 中学3年」に収録されているそうです(227頁)ネ。

その話をする前に、松尾先生が自らに固く禁じていたことを、50歳になって少し緩めた、と話されます。禁を緩めたのは「琉球泡盛ですか」というところは、井上先生の質問でしょうか・・・・。