購入した本と、気になる近刊。
まずは、こちら。ネットでは全然手に入らず。
そこで、水道橋方面に仕事で行った際に、丸沼書店で購入しました。
人権部分は、「わかりやすい憲法(人権)」の改訂なんですネ。統治も加わって、著者初の体系書となります。
新しい論点、例えば、ヘイトスピーチについてももう少し触れてほしいなーとも思いました。
文章は、熱い思いが伝わってくる文章ですネ(例えば「障碍をもつ人」(60頁)など)。それぞれの論点について説明がなされ(わかりやすさを求めさまざまな比喩が使われているのも特徴です。例えば、合理性の基準に関する説明=80頁など。)、著者の簡単な意見なりポイントが説かれ、関連判例が多く掲載されています。ヘイトスピーチに関する最判平26.12.10まで掲載。
でも、芦部先生の第6版が3月5日に出るんですネ。累計95万部。第5版以降の重要判例、新法、法改正を織り込み、「ヘイトスピーチ」「インターネット上の表現の自由」などの新項目も追加されているそうです。高橋先生の補訂が注目です。
こちらも購入。たくさんの付箋がつきました。
ヘイトスピーチについては、こちらの議論が参考になりました。
あと、いわゆる「愛国者」の人たちは、国から愛されたい人なんだ、という大澤先生の指摘も、「ああそうなんだ」と納得できました。
百選の解説は玉石混交なので、事案と判旨中心に読めば良いと、昔、学びました。これだけでサッと読み終えることができますが、著明な先生の場合には、読んじゃいますよね・・・。
あとこちらも購入。
再婚禁止期間や夫婦別姓についての最高裁判決が控えている中で、購入に躊躇したのですが、新基本民法第1弾ですもんね。買わざるをえないかな、と。
最大のテーマは、なぜサブタイトルが「女性と子どもの法」なのか、ということですよネ。
気になる近刊は・・・
橋本正博「刑法総論」新世社。2月下旬発売ということですが・・・。福田先生のお弟子さんということで、目的的行為論、行為支配論のところの解説を読みたいですネ。
山口厚「刑法(第3版)」有斐閣は即、購入。
刑法は、前田雅英先生の「刑法総論講義(第6版)」東京大学出版会もありますが・・・
第5版から、かなりのページ数圧縮となり、学説の対立などを省き判例解説重視となっている傾向からは、こちらのほうがオススメです。
刑訴もイケマエ第5版が出ていますが、
法改正の話もあり(今国会に提出される可能性大)、
アルマ刑訴(第4版)有斐閣の購入にとどめるのが吉かと。
行政法は、行政不服審査法改正がありましたので(施行は来年4月?)、今後、改訂ラッシュでしょう。
原田直樹「行政法学と主要参照領域」東京大学出版会。租税法、社会保障法、環境法、都市法における理論的・発展的・先端的な議論を提示されているとのこと。3月下旬発売予定。
リークエも会社法、刑訴法、民訴法、家族法とラッシュ。
明日は法律以外の本を。