« サッチとりとキトサン撒き。そして液肥も。 | トップページ | 松井宏興「担保物権法(補訂第2版)」成文堂も購入。 »

2011年10月 9日 (日)

内田貴「民法改正―契約のルールが百年ぶりに変わる」筑摩書房(ちくま新書)

ネットで購入し、昨日届きました。

市場の拡大に伴って契約法が国際的に共通化するという流れの中、どのような契約法が国際標準となるのか、そのグローバル・スタンダードの形成に影響を与えるような改正を日本は行うべきである、というのが今回の改正の意図なのかなと感じました(77頁、222頁)。

それを正当化するために、いまの民法は分かりにくいから、分かりやすいものとする必要がある。

また、不具合も出てきているではないか(震災に対応できていないということも述べています)。

利率の話や、短期消滅時効の話など、納得できる改正ももちろんあります。

また、こんなことも述べています。

「耐用年数を過ぎた日本民法を、透明性の高い現代的民法に作り替える」(236頁)。

国連国際商取引委員会の電子商取引作業部会で8年余り政府代表を務めたということが大きいようですネ。

「いま自分は困っていないから改正は不要だという内向きの声に押されて、貧弱な改正にとどまってしまうことが、どれほど国益を損なうことになるのかを、多くの皆さんに考えていただきたいと思います」(236頁)。

着実に民法改正に向かっていることを感じる書でした。

« サッチとりとキトサン撒き。そして液肥も。 | トップページ | 松井宏興「担保物権法(補訂第2版)」成文堂も購入。 »

民法」カテゴリの記事