刑法案内。
勁草書房のHPに告知が出ていました。
http://www.keisoshobo.co.jp/news/n361.html
2分冊になって復刊。
以下、勁草書房のホームページより。
私たちの生活を規律する刑法を、国民に開かれた学問に。「常識にかなった刑法理論をわかりやすく世に問おう」とする名著、復刊。
戦後日本の刑法学に新風を吹き込んだ藤木英雄。名文「しろうとと刑法」に始まる期待に違わぬ刑法入門の連載途中、40代半ばで急逝した。藤木の想いは同門の板倉によって引き継がれ1冊に結実。その後の判例や刑法口語化を反映し、装い新たに2分冊として『刑法案内』が現代によみがえる。現代刑法学の背景がわかる最適のサブテキスト。
「しろうとと刑法」はたしか、ひき逃げの事例だったように記憶しています。以前にも書いたように、横浜の中央図書館でサッと読んだだけなので・・・。ひき逃げの場合と、轢いた後に仏心を起こして車に乗せて病院に連れて行こうとしたのだけれど途中で怖くなっておろして逃げた場合を比べて、後者の事例を重く処罰することになるのが国民感情だろうと。そんな書き出しだったように記憶しています。
1月下旬発売予定。
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