« 新年会。 | トップページ | 天地人 始まる!吉川信長カッチョいいけど。 »

2009年1月 4日 (日)

民法改正研究会「日本民法改正試案」

法学教室649号に加藤雅信先生が「民法典の改正―この1年間の展望と今後の展望」と題する論文を書いています(4頁~5頁)。

民法改正研究会(全国の学者20名ほど)がまとめた「民法改正試案」(財産法は672条)には、

① 債権の消滅時効は、民事・商事・公法上の債権のいずれであるかを問わず、5年で統一、しかも年度末時効(時効の満了が3月末に統一)制度の導入。

② 永小作権廃止、農用地上権の一部に編入。

③ 地役権のほかに、人役権創設。

④ 法定利率に、変動利率制導入。

⑤ 不法行為による人身被害については、すべて過失の立証責任転換。

と、画期的な(加藤先生によると「革新的な提案」)提案が盛り込まれています。詳細は、判例タイムズ新年号に試案が載っているそうです(わたくしはまだ見ていません)。

民法改正研究会とは別に、セミオフィシャルな性格を有する「民法(債権法)検討委員会」も2009年3月には「改正の基本方針(改正試案)」を決定し、春のシンポジウムで公表されるそうです。審議内容については、下記ページで見ることができます。

http://www.shojihomu.or.jp/saikenhou/indexja.html

早くても、改正が現実化されるのは、2011年以降ではないでしょうか。口語化のときの改正でも、色々と学者先生の不満(近江先生、加賀山先生など)がありましたし、会社法の制定経緯についても不満の声はかなり聞こえているので、今回の改正については、より慎重に行われるでしょう。

« 新年会。 | トップページ | 天地人 始まる!吉川信長カッチョいいけど。 »

民法」カテゴリの記事