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2008年12月 8日 (月)

井田良「講義刑法学・総論」その2

今日は、先ほどの記事にもあるとおり、映画を見ていたこともあって、そんなに読み進めることもできず、第1編を読み終えたところです。

「刑罰の回顧的側面と展望的側面」・・・一般的評論文を読んでいるかのような感覚。

「法益について」・・・刑法の任務として法益保護を謳いつつも、法益概念の不明確さから、立法規制機能には限界があるとして、憲法や行政法で用いられている『比例原則』(手段の適正、侵害の必要性、利益衡量)が有用であると示唆される(同じ慶應の小山剛先生の「基本権の内容形成」を引用しています)。

「刑法の基本原則」・・・行為主義、罪刑法定主義、責任主義を挙げています。行為主義をこんな最初に持ってくるなんて、目的的行為論への布石なのか?なんて思いつつ。行為主義の②の側面(たとえ何らかの外部的実害を生じさせたとしても、およそ人の意思による支配とコントロールの不可能な身体的態度に基づく場合には、それは犯罪とされてはならない)の根拠のところまでは、「刑法規範による行為統制」でグイグイ押してきます。

「刑罰法規の適用」・・・ちょっと、簡単に書いているような感じを受けました。でも、学生たちが読み進めていくためには、これぐらいにまとめるのが良いのかな?

これからやっと第2編の犯罪論。

講義刑法学・総論

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