法学教室339号
発売から4日遅れで購入しました。
いまの連載はどれも秀逸ですよネ。
道垣内先生の信託法の論文の題名が「誰が殺したクックロビン」って。パタリロかよって思ったら、「マザーグース」からの引用だったのですネ。でも、最後にしっかりとパタリロで落ちを持ってくるなんて、道垣内先生らしいですネ。
あとは石川健治先生の巻頭言「ところで」。松尾浩也先生が「平野龍一先生の刑法の教科書は『しかし』『しかし』とたたみかける、緊密な論理で構築されている。法律論はそのようでなくてはならない。場面を転換する働きをもつ『ところで』という接続語を挟むと、論理が弛緩してしまう」との話をされたことを書かれています。
しかし、最高裁が唐突に一般理論を持ち出すときの常套句として「ところで」を濫用していることを知り激しく困惑されたそうです。判例百選では、この「ところで」以降の部分が「判旨」として採用されることが多く、起承転結の法律論への応用かと。
師である樋口陽一先生も「ところで」を相対的には多用されているということで、ある日聞いてみると、「ドイツ語の num です」と回答されたという。
石川先生はほかにも、我妻先生の「けだし」、佐藤幸治先生の「が」「この点」、学生の「思うに」「よって」など、気になる接続語は多くあるそうで。
「しかし」の濫用も、煩わしいものではあると。石川先生は、「けれども」を愛用するようになったそうです。
そして、石川先生も、最後に落ちを持ってきています・・・。法学者はお笑い好きが多いのか・・・。

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