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2008年5月24日 (土)

医療と倫理

先日、看護学部に通う大学1年生と話す機会がありました。いま、レポートに追われているそうなのですが、その授業が「演習医療倫理(正確ではありません)」。その中で、多胎の問題についていろいろな文献を調べているとのこと。多胎妊娠を減数手術によって解消することの是非についてだそうです。

多胎は、母体はもちろんのこと、胎児・赤ちゃんにも悪影響を及ぼす可能性が高いのですが、今の日本の法制度では、全員中絶するか、そのまま産ませる(死産の可能性が高いそうです)かしかないそうです。

そのため、減数手術がでてくるとのことらしいのですが(不正確な点があるかと思いますが、ご了承ください。これからしっかり勉強していきますから)・・・。

減数手術を認めるにして、その減数、減らす基準をどのように考えるのか、その基準によっては、さまざまな差別を産む可能性があること、生命の比較がそもそもできるのか、などなど、ちょっと考えただけでもさまざまな問題があるようで。

多胎になるのは、不妊治療の結果、起きることが多く、子どもが欲しいのにできない、できたと思ったら多胎だった、という世の不条理を感じます。神様なんていないですよネ。

話をした大学生がどのような結論を採るのか。答えを見つけるのは難しい。医学の進歩に委ねるべきなのか、自然の摂理に身を任せるべきなのか。

「生命の尊さ」が何より大事であるという考えからも、一概には答えが出てこないと思うのですが、減数手術をしたからといって、誰もその決断を責めることはできないと思います。もし、自分の身内にこのようなことが起きたらどのような決断をするのだろう。

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