読了後の感想を。
面白い。「読本」ですネ。
でも、やはり憲法の学習には、芦部憲法を基礎に置くべきだと思います。
憲法学の議論のベース、土俵でしょう。
できれば次に高橋・立憲主義と日本国憲法。
「人権の限界」のところが秀逸です。
読んだことがない人は、ここだけでも良いので、
是非、読んでおくべき!
憲法学習の辞書には「4人組」。上記2冊は統治が薄いですから。
第5版では、「三段階審査」論については、言及少なく、肩すかし。
芦部憲法の副読本として、アルマ憲法か、憲法学読本かな、と。
憲法学読本は基本書たりえないと思います。
情報量にムラがあるし。
え、これで終わるの?という部分も。
でも、だからこそ、帯にもある通り、「読本」なのでしょう。
その情報量にムラのないところに、
憲法の規定の背後にある基礎原理を解き明かしている、
と見ることもできると思います。
あと、「いったいどの説をじゃああなたは採るの?」
というところが多くて
(以前に、途中まで読んだ感想で同じことを書いたと思います)、
ストレスがわたくしは溜まりました。
最新の議論の紹介だけですよ~、
という意図なんでしょうけれど。
でも、最新・最先端の議論に触れることができる。そう、触れることができる。そこがいいところ。
なので、芦部先生本の副読本として(清涼剤として)オススメ。
すぐに読めますしネ。
急所とも相性がよいと思います。なので、演習書として急所を使う人は「読本」かな~。
そうでないひとは、「アルマ1・2」が清涼剤としてオススメ。
以上、個人的な感想でした。
